专利摘要:
6%〜35質量%、有利には10〜20質量%の量でシクロデキストリン誘導体を含有し、かつ3〜20%質量%、有利には6〜12質量%の量で疎水性香料を含有し、かつ4%〜20質量%、有利には6%〜12質量%の量でポリソルベートを、並びに水を含有することを特徴とする、シクロデキストリン誘導体、疎水性香料及びポリソルベートを含有する水性エマルション。
公开号:JP2011514310A
申请号:JP2010542604
申请日:2009-01-09
公开日:2011-05-06
发明作者:ズィーグル ハラルト;レギアト マリア−エリーザベト;クプカ ミヒャエラ
申请人:ワッカー ケミー アクチエンゲゼルシャフトWacker Chemie AG;
IPC主号:A61Q13-00
专利说明:

[0001] 本発明は、シクロデキストリン誘導体、におい物質及びポリソルベートを含有するエマルション、並びにこのエマルションの製造方法及びその使用。]
[0002] シクロデキストリン誘導体は、化学的に改質したシクロデキストリンである。シクロデキストリンは、6、7又は8個のα(1−4)−結合させた無水グルコース単位から構成されている環状オリゴ糖である。酵素による糖化によって製造されるα−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン又はγ−シクロデキストリンは、疎水性の空洞の直径で区別され、かつ多数の親油性の物質を閉じこめることに適している。シクロデキストリン誘導体は、対応する改質されていないシクロデキストリンよりも明らかに高い水溶性を示す。シクロデキストリン誘導体は、他の化合物の性質を改質するために、例えば水中で油溶性物質の水溶性を増加するために使用することができる。]
[0003] におい物質としては、においを有する全て天然の及び合成された物質を示す。それらは、しばしば易揮発性であり、酸化剤に対して不安定である。従って、すでに空気中及び光で、この生成物の挙動はしばしば変化する。わずかな揮発性のにおい物質、従って高い沸点を有する物質の例は、ベンゾフェノン、サリチル酸ベンジル、ガラクソリド、ケイ皮アルデヒドの誘導体、又はフェニルエチルフェニルアセテートである。揮発性のにおい物質の例は、ケイ皮アルコール、クマリン、サリチル酸の誘導体、フェノール性のにおい物質、例えばバニリン、又はオイゲノール、及びセドリル誘導体である。高い揮発性のにおい物質の例は、アルデヒド、アルコール、例えばテルペンのエステル、例えばシトラルのエステル、リナロールのエステル又は酢酸ゲラニルである。におい物質は、次の精油、例えばティーツリーオイル(Teebaumoel)、柑橘オイル(レモンオイル、オレンジオイル)、ハーブのオイル(ローズマリーオイル、タイムオイル、オレガノオイル)、木のオイル(ローズウッドオイル、シダーウッドオイル(Cedernholzoel))、ケイ皮アルデヒド**又はシナモンオイル、オイゲノール**又はチョウジ油、4−テルピネオール、テルピネオーレン(Terpineolen)**又はティーツリーオイル*、チモール**又はタイムオイル、シネオール**又はユーカリ油、ショウノウ**又はショウノウオイル、ゲラニオール**又はパルマローザオイル、シトロネラオイル及びゼラニウムオイル、セドロール**、シダーウッドオイル**である。**で印付けられた物質は、*で印付けられた前記精油の有効成分及び大部分の主要成分である。前記オイルは、個々の構成成分の効果に基づいて、抗菌剤、抗真菌剤、及びにおいによって虫を忌避する効果を示すことができる。]
[0004] におい物質は、一般に親油性であり、かつ従って、すでに少量水性相に添加した際に別々の相を形成し、それ自体、純粋な水性の調製物、例えば被覆剤中でにおい物質の望ましい広範囲の使用を制限する。従ってシクロデキストリン又はシクロデキストリン誘導体と複合体化することによって、におい物質の水溶性を高めることが試みられた。]
[0005] EP 1 002 549号A1では、これに関して、シクロデキストリン0.1〜5質量%を含有するシクロデキストリン水溶液中で香料0.01〜1質量%を含有する透明な水性組成物を示している。]
[0006] WO 96/04938号は、香料0.01〜1質量%及び水溶性シクロデキストリン5質量%までを含有するにおいを低減するための透明な水性組成物を記載している。]
[0007] かかる生成物は、前記文献中に明らかにされているような表面の被覆のために使用される。]
[0008] 従って先行技術は、透明な水性シクロデキストリン調製物中でに香料1質量%までを含有する安定な組成物を記載している。香料の透明な水性シクロデキストリンへのさらなる添加の場合には、それらは、安定ではない、すなわち数分以内に2相を形成する。親油性、従って油溶性のにおい物質を有するかかる不安定な水性シクロデキストリン調製物は、表面の被覆のために相応しくない。]
[0009] 本発明の課題は、先行技術のよりも多くの量の疎水性のにおい物質を含有する、安定な水性のシクロデキストリン調製物を提供することであった。]
[0010] 前記課題は、6%〜35質量%、有利には10〜20質量%の量でシクロデキストリン誘導体を含有し、かつ3〜20%質量%、有利には6〜12質量%の量で疎水性のにおい物質を含有し、かつ4%〜20質量%、有利には6%〜12質量%の量でポリソルベートを、並びに水を含有することを特徴とする、シクロデキストリン誘導体、疎水性のにおい物質及びポリソルベートを含有する水性エマルションによって解決される。]
[0011] 疎水性のにおい物質は、有利には香料であり、特に有利には抗菌効果、抗真菌効果又はにおいによって虫を忌避するム効果を示す疎水性のにおい物質である。]
[0012] シクロデキストリン誘導体は、有利にはα−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン又はγ−シクロデキストリンの誘導体であり、特に有利にはメチル−ベータ−シクロデキストリン(M−ベータ−CD)又はヒドロキシプロピル−ベータ−シクロデキストリン(HP−ベータ−CD)である。]
[0013] ポリソルベートは、有利には、スイス国バーゼルのLonza社製のTween(登録商標)680の商標のもと市販されているポリオキシエチレン(20)−ソルビタンモノ−オレエート(ポリソルベート80)、スイス国バーゼルのLonza社製のTween(登録商標)65の商標のもと市販されているポリオキシエチレン−ソルビタン−トリステアレート(ポリソルベート65)、又はスイス国バーゼルのLonza社製のTween(登録商標)20の商標のもと市販されているポリオキシエチレン(20)−ソルビタン−モノラウレート(ポリソルベート20)である。]
[0014] 殊に有利には、Tween(登録商標)20(ポリオキシエチレン(20)−ソルビタン−モノラウレート)である。]
[0015] 殊に有利には、前記エマルションは、水に加えて、メチル−ベータ−シクロデキストリン又はヒドロキシプロピル−ベータ−シクロデキストリン6%〜35質量%、におい物質3〜20質量%、及びポリオキシエチレン(20)−ソルビタン−モノラウレート4〜20質量%を含有する。]
[0016] 安定とは、本発明の範囲内で、エマルションが、少なくとも2週間、有利には20週間より多くの期間にわたって相分離を示さないことが理解される。]
[0017] 本発明によるエマルションは、先行技術において透明と記載されているものよりも効果的である。ゲスト物質、例えばにおい物質の放出は、感覚的(におい強度0〜15)、例えば分析的(固相マイクロ抽出/SPME−分析)に、より強く観察されうる。]
[0018] 本発明によるエマルションは、それ自体周知の方法で製造されうる。これは、例えば、シクロデキストリン誘導体6%〜35質量%、有利には10〜20質量%、及び疎水性のにおい物質3〜20%質量%、有利には6〜12質量%、並びにポリソルベート4%〜20質量%、有利には6%〜12質量%からなる混合物を、水中で安定なエマルションに加工することができる。前記成分の混合物は、そのために激しく撹拌される。]
[0019] 従って、本発明は、シクロデキストリン又はシクロデキストリン誘導体6%〜35質量%、有利には10〜20質量%、及び疎水性のにおい物質3〜20%質量%、有利には6〜12質量%、並びにポリソルベート4%〜20質量%、有利には6%〜12質量%からなる混合物を、水中で安定なエマルションに加工することを特徴とする、エマルションの製造方法にも関する。]
[0020] 本発明によるエマルションは、本発明によるエマルションが任意の表面上に極めて均一に分散し、かつ単にその表面内に穏やかに浸透するために、殊に表面の被覆に適している。表面の、本発明によるエマルションでの被覆は、条痕及び斑点を生じない。二重被覆はたいていの場合に不必要であり、被覆された表面は、透明な水性シクロデキストリン調製物で被覆された表面よりも均一である。それは色染みを形成しない。]
[0021] 本発明によるエマルションは、そのために被覆された表面に該エマルションを直接塗布させることができるが、しかしながら該エマルションは、まず、被覆剤中へも導入させることができる。前記被覆剤は、塗料、例えば壁の塗料であってよい。有利には、前記エマルションは、前記被覆剤に0.1〜90質量%の量で導入される。]
[0022] 本発明は、従って、本発明によるエマルションを含有する被覆組成物にも関する。]
[0023] 被覆される表面は、例えば鉱物表面又は有機物表面である。鉱物表面の例は、石材、コンクリート又は建材である。有機物表面の例は、生きていない有機物表面、例えば繊維/不織布、木材、紙又は革)であるが、しかし生体の有機物表面、例えば皮膚又は髪である。]
[0024] この場合に、表面の被覆は、本発明によるエマルション又は本発明による被覆剤の適用、及び場合により表面の乾燥によって実施する。]
[0025] 本発明によるエマルションで被覆された表面は、種々の利点を示す:生きていない有機物表面、例えば不織布又は繊維の場合に、材料の性質("手触り")は変更されない。それとは反対に、透明な水性シクロデキストリン調製物を有する表面の負荷は、におい物質と同様の作用物質濃度でポリソルベートを添加しない場合に、被覆された布のこわばりを導き、それらの肌触り(Trageeigenschaft)は、べとべとすると記述される。]
[0026] 従って本発明は、本発明によるエマルション又は本発明による被覆剤で被覆されていることを特徴とする表面にも関する。]
図面の簡単な説明

[0027] 図1は、対応するシクロデキストリン誘導体(M−ベータCD)の安定な水溶液中での最大含有率と比較して、本発明による安定な水性エマルション中でのそれぞれの前記のにおい物質の最大含有率を示す。それぞれの組成物の製造を、実施例1から7に記載している。
図2は、対応するシクロデキストリン誘導体(HP−ベータCD)の安定な水溶液中での最大含有率と比較して、本発明による安定な水性エマルション中でのそれぞれの前記のにおい物質の最大含有率を示す。それぞれの組成物の製造を、実施例8から10に記載している。
図3は、実施例11に記載されているように、不織布片からのチモールの放出を示す。
図4は、実施例12に記載されているように、不織布片からのオイゲノールの放出を示す。
図5は、実施例11に記載されているように、不織布片からのチモールの放出を示す。
図6は、実施例12に記載されているように、不織布片からのオイゲノールの放出を示す。
図7は、実施例13に記載されているように、不織布片からのゲラニオールの放出を示す。] 図1 図2 図3 図4 図5 図6 図7
[0028] 次の実施例は、本発明をさらに説明するのに役立つ。実施例において、それぞれの前記におい物質を含有する安定な水性エマルションのそれぞれの製造が記載されている。さらに、安定なエマルションが得られるにおい物質の最大量が記載される。a)及び場合によりc)は、それぞれ先行技術を、及びb)は本発明による組成物を記載している。]
[0029] 実施例1a:
メチル−ベータ−シクロデキストリンの10%(w/w)水溶液34.6g中に、ケイ皮アルデヒド又はシナモンオイル0.4gを撹拌によって溶解する。]
[0030] 実施例1b:
メチル−ベータ−シクロデキストリンの10%水溶液26.6g中に、Tween20(登録商標)4.2とケイ皮アルデヒド又はシナモンオイル4.2gとを撹拌によって乳化する。(15.7%)
実施例2a:
メチル−ベータ−シクロデキストリンの10%水溶液34.78g中に、ティーツリーオイル0.22gを撹拌によって溶解する。]
[0031] 実施例2b:
メチル−ベータ−シクロデキストリンの10%水溶液24.5g中に、Tween20(登録商標)5.25gとティーツリーオイル5.25gとを撹拌によって乳化する。]
[0032] 実施例3a:
メチル−ベータ−シクロデキストリンの10%水溶液34.58g中に、チモール0.42gを撹拌によって溶解する。]
[0033] 実施例3b:
メチル−ベータ−シクロデキストリンの10%水溶液29.4g中に、Tween20の2.8gとチモールの2.8gとを撹拌によって乳化する。]
[0034] 実施例3c:
Tween20(登録商標)2.8g中に、チモール2.8gを撹拌によって乳化する。]
[0035] 実施例4a:
メチル−ベータ−シクロデキストリンの10%水溶液34.804g中に、タイムレッドオイル0.196gを撹拌によって溶解する。]
[0036] 実施例4b:
メチル−ベータ−シクロデキストリンの10%水溶液47g中に、Tween20(登録商標)1.5gとタイムレッドオイル1.5gとを撹拌によって乳化する。]
[0037] 実施例5a:
メチル−ベータ−シクロデキストリンの10%水溶液34.51g中に、オイゲノール0.49gを撹拌によって溶解する。]
[0038] 実施例5b:
メチル−ベータ−シクロデキストリンの10%水溶液30.0g中に、Tween20(登録商標)2.45gとオイゲノール2.45gとを撹拌によって乳化する。]
[0039] 実施例5c:
Tween20(登録商標)2.8g中に、オイゲノール2.8gを撹拌によって均一化する。]
[0040] 実施例6a:
メチル−ベータ−シクロデキストリンの10%水溶液34.7g中に、フレグランスN0.3gを撹拌によって溶解する。]
[0041] 実施例6b:
メチル−ベータ−シクロデキストリンの10%水溶液30.8g中に、Tween20(登録商標)2.1gとフレグランスN2.1gとを撹拌によって乳化する。]
[0042] 実施例7a:
メチル−ベータ−シクロデキストリンの10%水溶液34.7g中に、ゲラニオール0.28gを撹拌によって溶解する。]
[0043] 実施例7b:
メチル−ベータ−シクロデキストリンの10%水溶液22.3g中に、Tween20(登録商標)2.8gとゲラニオール2.8gとを撹拌によって乳化する。]
[0044] 実施例7c:
Tween20(登録商標)2.8g中に、ゲラニオール2.8gを撹拌によって均一化する。]
[0045] 実施例7d(本発明による)
メチル−ベータ−シクロデキストリンの10%水溶液30.8g中に、Tween20(登録商標)0.28gとゲラニオール0.28gとを撹拌によって均一化する。]
[0046] 実施例8a:
ヒドロキシプロピル−ベータ−シクロデキストリンの10%水溶液99.5g中に、ティーツリーオイル0.5gを撹拌によって溶解する。]
[0047] 実施例8b:
ヒドロキシプロピル−ベータ−シクロデキストリンの10%水溶液70g中に、ティーツリーオイルの15gとTween20の15gとを撹拌によって乳化する。]
[0048] 実施例9a:
ヒドロキシプロピル−ベータ−シクロデキストリンの10%水溶液99.5g中に、ゲラニオール0.5gを撹拌によって均一化する。]
[0049] 実施例9b:
ヒドロキシプロピル−ベータ−シクロデキストリンの10%水溶液90g中に、ゲラニオール5gとTween20(登録商標)5gとを撹拌によって乳化する。]
[0050] 実施例10a:
ヒドロキシプロピル−ベータ−シクロデキストリンの10%水溶液99.75g中に、ゼラニウムオイル0.25gを撹拌によって溶解する。]
[0051] 実施例10b:
ヒドロキシプロピル−ベータ−シクロデキストリンの10%水溶液98g中に、ゼラニウムオイル1gとTween20(登録商標)1gとを乳化する。]
[0052] 次の実施例において、それぞれ前記のにおい物質を含有する、におい物質の最大量を有する安定なエマルション及び安定な水溶液での不織布の被覆をそれぞれ記載している。a)及びc)はそれぞれ先行技術を、並びにb)は本発明による組成物での被覆を記載している。]
[0053] 実施例11
10cm×10cmの大きさの不織布片(重さ5g)に、噴霧によって、実施例3aからの安定な溶液10g、又は実施例3bからの安定な水性エマルション10gを塗布する。これらの不織布サンプルを、室温で乾燥及び貯蔵する。ゲストの分析的な含有率の測定を、SPME−分析によって実施する。]
[0054] SPME−分析のために、塗布した不織布180mg毎に、0、3、7及び30日後に測定した。図3は、ガス室中で揮発性成分を示す。] 図3
[0055] 実施例12
10cm×10cmの大きさの不織布片(重さ5g)に、噴霧によって、実施例5aからの安定な溶液10g、又は実施例5bからの安定な水性エマルション10gを塗布する。これらの不織布サンプルを、室温で乾燥及び貯蔵する。ゲストの分析的な含有率の測定を、SPME−分析によって実施する。]
[0056] SPME−分析のために、塗布した不織布180mg毎に、0、3、7及び30日後に測定した。図4は、ガス室中で揮発性成分を示す。] 図4
[0057] 実施例11及び実施例12において製造した不織布サンプルのにおい強度の感覚測定は、開始時点、3、4、7及び9週間後に、自然光及び室温で貯蔵して実施する。その結果は、図5における実施例11及び図6における実施例12に示される。] 図5 図6
[0058] 次の実施例において、におい物質の最大量を含有する安定な本発明によるエマルション又は安定な水溶液(先行技術)を含有する、水を基礎とする溶剤を有さない内壁塗料での壁の被覆が記載されている。本発明によるエマルション又は安定な水溶液は、それぞれ前記のにおい物質を、それぞれ最大のさらに安定なエマルション/溶剤を可能にする量で含有する。]
[0059] 実施例13
水を基礎とする溶剤を有さない内壁塗料18gを、実施例7bによる安定なエマルション2gと実施例7a又は7d)による安定な水溶液2gと均一化する。20cm×10cmの大きさの切片のポリエチレン(PE)箔に、前記溶剤を有さない内壁塗料を5gずつ塗布し、乾燥し、そして自然光及び室温で貯蔵する。ゲストの分析的な含有率の測定を、SPME−分析によって実施する。]
[0060] SPME−分析のために、前記箔の壁塗料500mgずつを塗布し、そして0、5、30日後に測定する。]
[0061] 図7は、ガス室中で水100mgの添加後の揮発性成分を示す。] 図7
[0062] 実施例14
皮膚のアクネの治療のためのゲルの製造:
水性ヒドロキシプロピル−ベータ−シクロデキストリン/TWEEN20(登録商標)/TEEBAUMOEL(水中でティーツリーオイル5質量%)からのエマルション88gを、Wacker Belsil PDM20(登録商標)7gと、アルファ−シクロデキストリン−リノール酸−複合体2gと、ベータ−シクロデキストリン−d−アルファ−トコフェロール−複合体2gと、Carbopol Ultrez 10の1gとを混合し、そして室温で30分間撹拌する。続いて、その配合物を6〜7のpH値のNaOHで中和し、ゲルを形成する。]
[0063] 実施例15
皮膚での忌避剤効果を有するゲルの製造:
水性ヒドロキシプロピル−ベータ−シクロデキストリン/TWEEN20(登録商標)/ゲラニオール5質量%からのエマルション91.9gを、Wacker Belsil PDM20(登録商標)7gと、Carbopol(登録商標)Ultrez 10(ポリアクリル酸)の1gとKathon(登録商標)CGの0.1g(5−クロロ−2−メチル−、2−メチル−、又は2−オクチルイソチアゾール−3−オンを基礎とする抗真菌剤、抗菌剤及び殺藻剤の材料混合物)とを混合し、そして室温で30分間撹拌する。続いて、その配合物を6〜7のpH値のNaOHで中和し、ゲルを形成する。]
权利要求:

請求項1
6%〜35質量%、有利には10〜20質量%の量でシクロデキストリン誘導体を含有し、かつ3〜20%質量%、有利には6〜12質量%の量で疎水性におい物質を含有し、かつ4%〜20質量%、有利には6%〜12質量%の量でポリソルベートを、並びに水を含有することを特徴とする、シクロデキストリン誘導体、疎水性におい物質及びポリソルベートを含有する水性エマルション。
請求項2
前記疎水性におい物質が香料であることを特徴とする、請求項1に記載のエマルション。
請求項3
前記疎水性におい物質が、抗菌効果、抗真菌効果又はにおいによって虫を忌避する効果を示すことを特徴とする、請求項1又は2に記載のエマルション。
請求項4
前記シクロデキストリン誘導体が、メチル−及びヒドロキシプロピルベータ−シクロデキストリンの群から選択されることを特徴とする、請求項1、2又は3に記載のエマルション。
請求項5
前記ポリソルベートが、ポリオキシメチレン(20)−ソルビタンモノ−オレエート、ポリオキシエチレン−ソルビタン−トリステアレート及びポリオキシエチレン(20)−ソルビタン−モノラウレートの群から選択されることを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項に記載のエマルション。
請求項6
水に加えて、メチル−ベータ−シクロデキストリン6〜35質量%、におい物質3〜20質量%及びポリオキシエチレン(20)−ソルビタン−モノラウレート4〜20質量%を含有することを特徴とする、請求項1から5までのいずれか1項に記載のエマルション。
請求項7
シクロデキストリン誘導体6%〜35質量%、有利には10〜20質量%、及び疎水性のにおい物質3〜20%質量%、有利には6〜12質量%、並びにポリソルベート4%〜20質量%、有利には6%〜12質量%からなる混合物が、水中で、撹拌によって安定なエマルションに加工することを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1項に記載のエマルションの製造方法。
請求項8
請求項1から6までのいずれか1項に記載のエマルションを含有する被覆剤。
請求項9
請求項1から6までのいずれか1項に記載のエマルション、又は請求項8に記載の被覆剤で被覆されていることを特徴とする表面。
类似技术:
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引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
2012-03-31| A761| Written withdrawal of application|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20120330 |
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
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